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総合整体学院 整体 ビオネ 健康

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平成14年1月25日
気・血・動の総合アプローチによる症例検討
若木 久暉上級講師
はじめに
ふだん気血動のことが大切というのはみなさん既に学んでおられますけど、秋の総会のときに学院長が気血動を総合的にできている人とおっしゃったときに、手を挙げられたのは3人だけでした。それぞれのやり方考え方があるので、これが必ずしも気血動の総合的アプローチだということは言わないし、ホリスティック医学のなかでもいろんなやり方がありますので、絶対ということではないです。ですから今日はあくまでも僕のやり方だと思ってください。
 今日お渡ししています資料は、昨年一年間に主に新患で来られた方で特に興味深い例を載せています。それこそただちょっと肩を凝っているとか腰が痛いとかで、特に心理的な問題もなく、特に内臓疾患とかもなく、そういう場合でしたらみなさんが普段やっているような手技だけでも当然アプローチができます。僕はそういう人には食事のこと云々とかは最初からは言いません。常連さんになって、本人からぽろぽろと出てきたらアドバイスをしたりはしますけども、相手によって分けています。でもここに載っている人は非常に重症の人ですので、特に今まで学んできたことをみなさんが活かしきらないと治しきれない人たちです。
 ここの資料の横に○とか△とか×と書いているのは、◎の人は完治です。○の人は現在進行形で良好に進んでいる人です。△は現在進行形ですけども行きつ戻りつみたいな感じです。どうしてもうひとつよくならないかという理由を書いているのですが、食養ができていないとか、心理的な面でアプローチができていないとかというのがわかっているわけです。
 そのためになかなかよくならないという人たちなんです。気血動のアプローチを私がしようと思っても、相手の受け入れ方とかにもよりますので、現実問題、例えばビオネを飲んでほしいなと思っても、みなさんもそういうことがあると思いますけど、経済的に無理だとかいうことがあったりしてなかなか芳しくないというのがあると思うんですね。みなさんのところにそういう重い人が来られるかどうかわかりませんが、これから増えてくると思いますので、学院で習っていない変わったこともお話していきたいと思います。
症 例
【症例1】二分脊椎症(左下肢の機能障害、排尿・排便障害)、7歳女児
      対処法: カウンセリング(両親含む)、気功、キネシオテーピング、
           ビオネ・ビートオリゴ
      転 帰: 経過良好(○)
この方は先天性の奇形で左足に装具を付けています。左下肢は若干動くんですがマヒに近い状態です。原因は不明で西洋医学では治りません。このまま進行していずれは歩けないようになると言われていると両親は言っておられました。最初から「一生治らない」とよくお医者さんは言いますよね。先天性なので完治するとは僕も言いません。でも今7歳なので成長期までに手をうつと、ほっとけばよりひどくなったかもしれないものを少しでもよい方向に変えることはできるんですよ。
子どもは当然わからないから両親が言われるままについてきたわけなんですけど、御両親はもともと僕との信頼関係がある人なので、ラポールはもともとできています。知り合って4年くらいになります。子どもがこういう状態だということは前々から言っておられたんですが、やっと連れて来られたんですよ。それも出会う時期というのがあるんだと思います。僕もあえて早く連れてきなさいということも言いませんでした。話をする時には、子どもに言っているようなふりをするんですが、実は親に対して言ってるんです。
一番最初にやったことが今言ったような説明です。症状としては、左下肢の機能障害と排尿・排便障害。最初は足だけだったんですが、だんだんおしっこやうんちがでにくくなったということです。この病気は先天性でこの子はまだましなんですが、脊髄に脂肪などがからんでいるので手術ができないんですよ。脊髄そのものの先天性の奇形ですから取り去ることができないんです。これがもう少し上にできるとそこから下がだめになるんですが、この子の場合は下の方なので左足と膀胱や排便中枢などがありますからそれらの症状があります。
やはり物理的に触るのはこわいですし、お医者さんはそういうことはしませんよね。だからあきらめておられたんです。でも僕はいつも言うけど諦めない。しないよりはした方が必ずよくなる。でも僕もこの子は先天性だから完全には正常な身体になるとはよう言いません。けれども今やるとこうなるから諦めないでいきましょうということを言ったんですね。(以下母親からの手紙を読む……)子どもさんの場合、両親さんによくわかってもらうということが非常に大切で、そういうお話を最初に充分されることです。
ただ自信ないのに嘘をついたらだめですよ。自信があるからそういうことを言えるんですけども。だからといっていい加減なことは言いません。じゃあ完全に治りますよとは当然言いません。このなかで実際にしましたカウンセリングというのは、両親を含めてこういういろんな話をしたわけです。気功は、子どもにはわかりませんし、両親も最初は整体のように物理的に刺激することをこわがっておられたので手当てだけです。そして軽く軽擦くらいする。ふだんやっているような手技は行なっていません。ただ足はある程度曲げてごらんとか、力を入れてごらんとかいうようなことをやって、「案外力が入るやん」とか言って子どもを誉めながらやるんです。実際それは力が入る方向に僕が持っていってるんですが、半分は暗示なんです。
実際に力が入るのがわかると、本人も治るんかなという気持ちがそこでおこるんですね。嘘も方便です。また実際その方向に治していったらいいということが、施術者側としてもわかりますよね。子どもですからそういう心理的なことが非常に素直に入っていきます。その後この人はビオネAとビートオリゴを飲まれました。ずっとうんちとおしっこは出ています。来られているのは月1回だけです。あとは指導で父親にどういうふうに身体を動かしたらいいかとか、家でのマッサージの仕方とかを教えています。
 ではこの中で半身がおかしい人、手が挙がりにくいとか、肩が挙がりにくとかいう人はいますか?・・五十肩みたいですね。ちょっとやってみましょう。
(実技)鏡を身体の前におき、挙げやすい方の半身を写す。挙げやすい方の手をあげ、正常に挙がる状態を目で確認する。その後、鏡ごしに挙げやすい手が挙がる様子を見ながら、挙げにく方の手も一緒にあげる。すると挙げにくかった方の手が最初よりも少し挙がるようになるというもの。
 幻視痛を治す方法の一つとして、以前在校生の人には授業で話したことがあると思うんですが。幻視痛といって、手や指を失っているのに失った手や指が痛くなる。けれども(手や指は失っているので)ないものは治しようがない。そういったときに脳を騙すんですよ。脳の中で痛みを記憶しているがために、いつまでも「痛い」というのが残っているんです。この方法で変化しない人も当然ありますが、結構思い込みで悪くなっているというのがあるんですね。
 ふだん手などが曲がりにくとき、そこを見ていると動かないけど、よそをみてると動いたということが多々あります。動かないという思い込みが、それ以上治させないようにしてしまうんです。これはだめでもともとですからやってみて下さい。
 特に子どもにはよく効きます。この子は左足関節の背屈、底屈がほとんどできませんでした。そこで鏡を使ってしばらく練習しますと動くようになったんです。子どもは理屈なしですから。脳(心)が思い込んでしまって自分の身体に制限してしまっている部分があるんです。これによって思い込みの部分は取れることがあります。また半身不髄とかには有効に効きます。だからといってこれで全部治るわけではありませんよ、当たり前ですけど。実際に施術、いろんな治療は必要になってきます。それとイメージトレーニングも大変有効です。
 動かない手をいつも見ていて、挙げられない手を動かそうとしてもよくならない。催眠なんかでいうところの悪い状態ばっかりイメージしていてよくなれるわけないんです。イメージでいいですよ。これを見ていて、こんなふうにあがったらいいなということを、常にプラス指向というか、見ながらやることによって治癒力がアップしていく。これは非常に特殊なやり方です。この子はもともと足が悪く肩も凝ったりしますので、肩を触ると気持ちがいいと言ってました。リンパの流れ、特に腰や足のリンパの流れをよくします。特に脊柱とかの症状の場合は、そのまわりのリンパ循環をよくしないとだめなので、それを流してあげることが必要になってきます。そして補いとしてのテーピングをします。これはみなさんもできると思います。
【症例2】尋常性乾癬、30代男性
      対処法: サウナ、手技(整体)、吸角、
           湿布(活性炭、馬油、尿素、アロマオイル、びわエキスなど)
      転 帰: 変化なし(△)、食養ができていない
尋常性乾癬はアトピーどころではない難病です。数年前までは難病指定されていて医療費がいらなかったんですけど、すぐに死に至る病気ではないので外されたと患者さんが言っておられました。見た目はまだらに赤くガサガサになってなかなか治らないんです。西洋医学の治療ではコールタールを塗る治療とか、温泉治療法とかいろいろあるらしいですけど、ある人にはそこそこ効くけどある人には効かないというように、一人一人の差が非常にあるんですね。この人は2年半くらいになるんですけども、一進一退で薄紙を剥ぐように良くはなっていて悪い方にはいってないんですよ。場合によってはどんどん悪くなっていく人のなかで、ずっと気に入って来ておられます。完治はしなけど調子がいいからということで。
 いずれみなさんのところにもこういう方が来られるようになるかもしれません、すごく増えています。この人の場合は、スポーツをしたりして身体を動かして汗をだすとらくだと言われるんですね。アトピーでもそうですけど、春先に一旦きつくなって、夏場汗をかいたりするとらくになるとほとんど治ったかと思うようになる人も多いです。ですからここでいうサウナは、私のところにはドーム型のスマーティーの事で、これは身体の奥のほうから汗がでるんですね。これを最初にやって汗を流す。手技は普通の整体です。
 これはふだんみなさんがやっているような整体と変わりません。肩凝りとか疲労がでると症状がひどくなるので、そういうのを軽減するためにやっています。ポイントは湿布なんですけど、活性炭。これ全部混ぜているわけじゃないですけど。最近尿素の入った化粧水あるでしょ、美肌水とかね。こういうのも非常にらくだと言われています。タールはやるとけっこう効くらしいんですが、身体に悪いんです。すごく身体に負担がかかる。
 それに近いもので身体にいいものと吸着させる意味で、活性炭等を使って全身湿布をするんだけども、仕事の途中で来られるのでなかなかこれができないんです。これは最近炭がブームになっていますので、知ってる人も多いと思いますが、皮膚疾患のときに竹炭のシャンプーであるとか、炭を粉末にしたものとか、こういうものは非常にいいですね。ただし活性炭だけ使いますとカサカサになるんです、吸着しますから。毒素を吸着する作用があるんでこれを湿布されるのも新しい治療法としていいんじゃないですか。
 部分的に使う場合、クリームとかアロマオイルとかと混ぜて、湿布して、遠赤等で照射したりしますとそこからより吸着が強くなります。そして体毒を出してくれる。以前、砂療法がいいと言ったことない?砂の中に埋まる砂療法というのが昔からあって、1日8時間で5日間、約40時間入ると2週間の断食に匹敵するくらいの効果があると言われています。よくフグの毒にあたったら砂に埋めろと昔から言うんですけど、毒素を出す作用がある。ただ夏しかできない。
 1日に8時間入るのは苦痛。指宿の温泉などは熱くて15分くらいしか入れないけど、あれじゃないですよ。普通の常温の砂に入るんですよ。冷たいんです、石だから。だから真夏じゃないと入れないんですね。これは実際、健康食品店やいろんな健康の団体などは砂療法をやっています。ものすごくいいので、もし機会があればされると非常にいいです。本もでています。これはあらゆる内臓疾患にいいです。ただこういったものはなかなかできないので、その代わりになるものとしてこういう湿布をして体毒を出すという方法をとっています。
 サウナで汗を出すだけじゃなくて、ビワのエキスを塗ったりしてそれを効かす。でもこの人はいろいろ湿布しましたけども、どれが劇的に効くというのはなかったですね。全部まあまあいいけどもそれをやったから凄くよくなったというのはなくて。この人は食養ができていないんですよ。やっぱり油物を食べたりするとひどくなるのは本人もわかっているので、それは控えている。だけどビオネとかは全然飲んでいない。それをしてくれたらよくなるんじゃないかな。ちょっとずつ言ってるんですが全然できていない。それとこの人に感じるのは、本人が病気を楽しんでいるというとおかしいですが、どうも受け入れている状態があるんですね。
 別に「痛い」とかはないんですよこの病気は。若干痒いくらいです。早く治したいという意欲が感じられない人ですね。この病気に限らず、そういう人はみなさんのところに来られても治りにくいです。お年寄りなんかでもありますね。痛い痛いと言いながらもそれを楽しんでいるというかね。先生とお話するのが楽しいというか、楽みたいに思っておられる人はなかなか治らない。子どもが親に構ってほしいときにいろいろとぐずったり、どこか痛いというのにちょっと似てます。こういう傾向のある人がおられます。こういった場合はなかなかよくならないです。
 それをこっちがなんとか治そうとしても、今日も変化しない、次も変化しないと、施術者側がしんどくなってきます。それから吸角というのは吸玉のことです。吸玉も外に出す療法です。とにかく皮膚疾患というのは全部出したいわけでしょ。出したいから外に出ている。だから出すということから最初に活性炭を使ったんです。前に言いましたように「補」と「瀉」。「補」というのは補う。同じ手技をするにしても「補」でやらないといけない人と、「瀉」でやらないといけない人がいる。リズムとかスピードが変わってくると言いましたね。こういう抜かないといけない人は、溜まりすぎている。汗をかくのもそう。運動するとらくというのは「瀉」。
エネルギーを放出するとらくになるというのは溜まっているんです。「補」と「瀉」はよくわかっておいた方がいいと思います。足さないといけない人なのか、抜いてあげないといけない人なのか。(このタイプの人は)抜いてあげて、しゃべらせてあげて、汗をかいてもらって、バリバリ働かしてあげた方がらくになる。それを勘違いして逆にしてしまうと悪くなります。
【症例3】頚椎ヘルニア(両手指先のしびれ)、腰椎滑り症(下肢歩行障害)、70代女性
      対処法: 手技(整体・O脚矯正、外反拇趾矯正)、運動行動指導、
           外反拇趾サポータ・ソックスの使用
      受診歴: 鍼灸院週1回通院中
      転 帰: 完治(◎)
この人は10回くらいでこちらもびっくりするくらい早く完治しました。来られたときは両手の指先がしびれて細かい作業ができない。下肢の歩行障害というのは、何かをまたごうとすると足を引きずって転けてしまう。あまり上がらない。さっきの二分脊椎の子と似てますけど。この方は手技は整体とO脚矯正、外反拇趾矯正。外反拇趾が非常にきつかったので、まず外反拇趾を矯正してから次にO脚を矯正して、仙腸関節をしめて、それをつみ重ねていくんです。
 みなさんもふだんされてるでしょ。ポイントは重力をかけるということです。整形外科で牽引されていたんですが、牽引は絶対にしてはいけない人です。(人間は)直立二足歩行する生物ですので、ちゃんと積み重ねてあげて上から圧をかけてあげると椎間板などがもう一度正常に育ってくるんです。栄養などが行き渡ってくるようになります。へしゃげいてもちゃんとまっすぐに持ってきてあげて、そこに少しずつ圧をかけていくと弾力がでてきます。でもそれを痛んだまま押せばよりはみ出してくるからだめですよ。
 この人は70代ですが、農家の方で非常に身体をよく使っておられてもともと骨格が丈夫だったんです。こちらで矯正して、家でできる体操として、頭に本を載せて歩くのがあるじゃないですか、姿勢をよくするために。これをしてもらったんです。まっすぐ上から重力をかけていく。それをだんだん重い本に換えていってもらうんです。本当は水を載せてもらったらもっといいんですが、そこまではできないんで本とか重いものを載せていって徐々によくなっていったんです。載せるためには、外反拇趾やO脚といった下の土台を私たちがきっちりとしておいてあげないとのせられないんです。
 それでまっすぐになった状態で上から負荷をかけるんです。この外反拇趾のサポータとソックスは買っていただきました。最初はこちらでテーピングをしましたけど、自分で家庭ではできないので。整形外科で牽引と鍼治療を週1回してると言っておられたので、整形外科の牽引は絶対にやめてほしいと言いました。鍼灸院で週1回くらいの鍼治療をしていると2?3日はらくと言っておられたので、それは続けて下さいと言いました。遠方から新幹線に乗って来られるから、あまり金銭的・時間的に負担をかけない為に家でもできるようにこれをして下さいと言ったら、熱心にされたんです。やっぱり指導を守ってくれる人はほんとによく治ります。それと本人がいいと思っていること、らくだと言ってることは否定しない。ただし牽引だけはどうしてもいけないのでやめてもらいました。
【症例4】緊張時の手の震え、30代女性
      対処法: カウンセリング
      転 帰: 完治(◎)
この方はカウンセリングだけです。しゃべり方ややり方のコツがいるんですけれども。普通みなさんもご存知のようにくり返し技法を使うでしょう。当然他のすべての症状に対してもですけども、問診時に相手のお話をよく聞くというのは基本ですから、わざわざ言うまでもないですよね。この人も遠くから来られていて、美容師さんで髪の毛を切ろうとすると手が震えてくるという症状です。一番最初は骨格的等の構造的な問題がないかどうか全身を診ました。
 するとそれはそんなになかったのでこれはあきらかに心理的な問題だということで、次に来るときまでに、「どんな時に何回その症状があったか」調べて来てもらう。そういう人は「よくなる」とか「しょっちゅうなる」とか言われますね。肉体的な症状でも、例えば「膝がしょっちゅう痛いんです」「腰がしょっちゅう痛くなるんです」と言われたら、どんなときに痛くなるか観察して書いてきてと言うんです。この方法により自分で自分を客観的にみることができる様になります。またその場で「今震えさせて」「今やってみて」と言うんです。
 「今はできない」と言うと、大丈夫な時もあるということですよね。それまでは「いつも震える」とか、「痛い」とか、自分で思っているものを一時だけだという事を再確認させる方法なんです。このときだけだと認識させるための聞き方なんですね。今再現できないことは特に心理的なものが多い。状況などで変化するわけですから、その状況のとき以外は大丈夫なんだと気づかせるためにこういう聞き方をするんです。どうして震えるかという理由づけをするために。脳等に器質的な障害があって震えてるのは別です。
 当然検査されてますからそういうのはないんですよ。みなさんも力を入れてものすごく腹が立ってくると震えてくるでしょ。書痙ってあるでしょう。書こうとすると震える、あれもそうです。もともと力が入っているから、それ以上力が入ると震える。これをコントロールするトレーニングとして息を吸いながら手だけぐっと力を入れる。そしてゆっくり力を抜く。筋肉の力が抜ける方法ってわかるでしょ。抜けていく感じってわかるでしょ。ぱっと抜くとわからない。これはなかなか力が抜けない人によく使います。一旦力を入れて筋肉の力が抜けていく感触を味わってもらいます。次に肘まで力を入れて、グーッと力を抜きます。力を入れるときに息を吸いながら入れていって、吐いていきながら抜いていきます。肩も力を入れてだんだん全身にも力を入れていきます。抜けていくという感触を味わってもらいます。これがわからないと言われたら他のことをします。稀にあるんですが、抜けていく感じがわからないという人がいます。でも大概の人はわかります。
 今度は目をつぶってダンベルなどを持ち上げているイメージをしながら息を吸って、次に下ろしていくというイメージをします。それができたらイメージをしつつ実際に動かしていきます。要するに自分が緊張しないでおこうと思っているのにできない人、力を抜こうと思っているのにできない人は、思いと肉体とが一致していないわけですよ。これを呼吸を媒体として、力むときに吸っていって、吐いたときに弛むということを統一させるためにトレーニングしているんです。すると緊張したときにハーッと息を吐いたら弛むようになっています。息を吐く行為によって反射みたいなものですね。これは震えに限らず、力を抜けない人、緊張しやすい人に使えるので教えてあげて下さい。みなさんもまずやってみて下さい。
 この人は3回くらいで震えなくなって、また家庭の問題とかもいろいろあったのですが同時に解決したということもあって完治されて、今は自分でお店を開業されてやっておられます。今でも緊張したりすると震えることはあるかもしれませんが。呼吸をすることによって例えば自分が持病をもっていても、この薬を飲んだら治まると知っていたら安心できるでしょ。その様にその安心感が症状を起こさなくするんですね。そして困ったときはいつでも先生のところに来たらいいという逃げ道を使っておいてあげる。そういうことも必要です。いつまでも来てもらうことだけが治療家のすることではないと思います。
【症例5】キレる、10代女性
      対処法: カウンセリング、アドバイス
      転 帰: 経過良好(○)、家庭環境に問題あり
この子は10代後半。お母さんが知り合いで連れて来られました。家庭環境に非常に問題があって、この子がぐれても仕方がないと思うような家庭です。キレてそこらじゅうの物を壊してしまう。この子の場合は普通のカウンセリングでまず話を聞いてあげたんですが、横からお母さんがずっと喋っている。本人はちょっとしか喋ってない。本人は意外としっかりした子で、将来的の夢、自分は複雑な家庭で育ったから幸せになりたいと、子どもだけは大切にしたいということを言ってました。
 悪い友達もいっぱいいてそういう友達とは切っていきたいけれど、切ったら殺されるというんですね。でも君が変われば変わるという話をしていったんですよ。そしたら変わったんです。本人もびっくりしていて、そんなこと言うはずないような友達が「ごめん」とあやまってきて、もう電話しないと言ってくれたらしいです。また出産のときに看護士や保育士さんに非常にお世話になったので、自分もそういうものを目指したいという目的がみつかって、その道で生きていきますという話までになりました。
【症例6】自律神経失調症(便秘・下痢)、下血(虚血性大腸炎)、卵巣嚢腫、40代女性
      対処法: 手技(整体・アロマリンパマッサージ)、食養運動行動指導、
            外反拇趾テーピング
      転 帰: 経過良好(○)
自律神経失調症ですから便秘や下痢はこれに関わりますよね。下血があって直腸がんかなとびっくりされて来院されました。でも病院に行かれたら虚血性の大腸炎でそんなに心配ないということでこれはおさまっているらしいです。いずれにしても腸が悪いですよね。この人の食養指導はビオネは飲んでもらっていないけれども、ふだんの日常的な食生活をアドバイスしました。
手技は基本です。あと卵巣嚢腫は後にもでてきますけども、昨年から今年にかけてうちでは婦人科疾患が非常に多いんです。不妊もけっこう増えています。不妊の人が3人、妊娠しました。別に不妊専門にやってるわけじゃないんですが、この前うちに来た人なんか、先生のところに行ったら不妊にいいよと人に言われて来たというんです。必ず不妊の人が出産できるとは僕も言わないし、それを専門にやってるわけじゃないですよと言ったんですけど。でも仙腸関節の歪みとかがあれば当然しにくくなるのでその施術はできますと。
こには載ってませんけどちょうど2週間前に来た人、29歳の女の子で結婚して2年しても子どもができないと言って来られました。まだ焦る必要はないんですけどね。一回治療して次の予約をして帰られたのですが、その予約の前日に妊娠しましたと電話がかかってきました。僕が施術したから妊娠したわけではないですが、妊娠2か月と言ってました。でもそれもおもしろい縁ですよね。症例6の人は40代で卵巣嚢腫です。これらの人は仙腸関節がほとんどの場合歪んでいて前方転位している場合が多いんですね。お尻を見たときに山高になっているんですよ。そり腰になって一見いいお尻をしてるんですよ。
何となく格好はいいんですけど。それとデスクワークの人やしゃがむ仕事の人が多いですね。当然座っていたら圧迫されますし、血流が物理的に悪くなる。こういう形をしている人は婦人科系の疾患が多いです。必ずとは言いませんけども。昔から安産型と言われるお尻はもう少しどっしりしてますよね。それらをしめるようなことはしました。この人は1回目でものすごくらくになりましたね。心理的アプローチなんかは最初はしていません。この人は今から少しずつと思っています。それからアロマセラピーで内分泌ホルモンに影響を与えるようなオイルを使ったりする。また緊張がある人でしたらラベンダーを混ぜるとか、その人その人にあったものを使ってリンパマッサージをしていく。そして下腹部の血流をよくするというのが必要になります。ほとんどの人は鼠径部がかたい。この人の場合は外反拇趾があったのでこれはテーピングしました。
【症例7】子宮筋腫(3年前に手術し再発)、30代女性
      対処法: 手技(整体・アロマリンパマッサージ)、気功
      受診歴: カウンセリング、気づきのワークを2?3か月に1回、
            針治療を週1?2回
      転 帰: 変化なし(△)、食養ができていない
この人はもうひとつ変化がない、良くなったようななってないような感じです。すでに3年前に手術をして再発して来られました。だからかなり悪いです。整体とアロマリンパマッサージ、そして気功をしています。それ以外にこれは他の所でですけどカウンセリングや気づきのワークのようなものに行っておられて、非常にそれでらくになると言われておりますので続けてもらっています。鍼治療も週1?2回行ってこれもらくだと言ってましたので、これも続けてもらっています。
 ただし食養がまるっきりできていません。タバコもよく吸いますし、食事も独り住まいでけっこう不摂生をしています。このへんがなかなかよくならない点ですね。悪くはなってないんですが一進一退という状態です。やっぱり食養ができてないと、特に内臓疾患の場合は絶対に食事療法をやっていただかないと、根本的にはなかなかよくならないですね。「気」と「動」の部分は僕らができても、「食」の部分は本人の食べ方とかに関わってくるから。
【症例8】卵巣嚢腫、子宮筋腫、40代女性
      対処法: 気功
      転 帰: 卵巣嚢腫は完治(◎)、子宮筋腫は経過良好(○)
            食事、心理面等ホリスティックな健康法を自分で実践
卵巣嚢腫と子宮筋腫の両方をもっておられて、卵巣嚢腫は完治しました。子宮筋腫はまだ残っています。この人はずっと僕の気功のセミナーに来ておられています。またホリスティック医学協会の生活習慣病予防士を取られて、こういうことに興味をもたれてその関係で紹介で来られました。ですから食事のことや心理的なことというのはもともと前向きな人なので、心の問題はあまりない人で、食事のことも自分でされています。あとうちに来られて気功を熱心にされて、自分でもできるようになった人です。それで何か月かしてから卵巣嚢腫は消えたと言っておられました。それは気功だけでよくなったのではなくて、当然いろんなことを総合的にされているからです。それまで食事のことをしていても変化がなかったので、きっかけにはなったんだろうと思っています。
【症例9】不妊、強度首凝り、側弯症、腰痛、下痢、40代女性
      対処法: 手技(整体・アロママッサージ)
      転 帰: 完治(◎)、体外受精
この人がさっき言った妊娠した人の一人です。10年間不妊で、病院に行って体外受精してもらっても着床しなかった。仙腸関節や骨盤が歪むと子宮周辺の血液が悪くなります。着床しないということは腸内細菌バランスが少しおかしい。いくらいい種を蒔いても耕していないガチガチの土のところだったら根は入っていかないんですね。血流が悪かったら栄養成分がいかないから着床しない。そういう意味でこれは私たち整体の分野で取り組めることですよね。みなさんでできることです。
 不妊の人が来てもできないということではなくて、ふだんやってることをやったらいいんです。そしてきれいな血液がサラサラと流れる状態をつくったらいいんです。そうしたら入っていくようになりますね。だいたい半年くらいです。この人は食養は何もされていません。病院とうちだけですから。その時期がきただけかもしれませんが。
【症例10】不妊、腰痛、肩凝り、20代女性
      対処法: 手技(整体・アロママッサージ)、生活・言動アドバイス
      転 帰: 経過良好(○)
さっき言った2週間後に妊娠発覚したという人です。手技は普通です。アロマは内分泌ホルモンに影響を与えるようなオイルを使っています。今どきの感じの女の子なんですよ。たぶんちょっと前は厚底ブーツとかルーズソックスを履いていたやろうなあというタイプの人です。治療後に「君は旦那さんにぽんぽんときつく言うやろ」と言うと、「何でわかるんですか」と言うので、顔に書いてあると言ったんですね。「2人の子どもがほしいんやろう。セックスしたからって旦那さんの精子と受精卵が仲良くすると思うか」って。
 本体の自分が旦那さんは排除しているわけですよ、けなしているわけですよ。「だから君の卵子も精子をけなして排除していくようになってしまう」と。行為をしたからってすぐに必ずしも妊娠するわけじゃないからって、そういうようなことも気をつけないとあかんでというようなことを言いました。でもそれをやるまでもなく妊娠してたんですけどね。
【症例11】腰痛(腰椎椎間板ヘルニア、側弯、外反拇趾)、70代女性
      転 帰: 経過不良(×)
この人は腰椎椎間板ヘルニアです。側弯がきつかったのと外反拇趾がとてもきつかったんで、僕は例のごとく足から治さないと治らないというようにもっていこうとしたんですが、この人は「ここ(腰)を治して」とそればっかり言う。それと病院や治療院を転々とするタイプでいろんなところを2?3回行っては変わる人だったんで、あそこに行っても治らなかった、これをやっても治らなかったと言っておられました。
 一番最初突然来られて、うちは看板をあげてないから来られるわけがないんですけど、どこか近所で聞いたのか来られたんですよ。でもその日はもういっぱいでできなかったので、次の予約を何日後かに取ったんですね。今度は時間になっても来られなかった。時間を間違えて1時間後に来られた。その時点でもう予約が入っているのでできませんよね。それで「ああこの人は縁がないな」とわかったんです。こういうことはよくあります。
 物事をするときにけちつくという言い方をしますけど。最初予約をいただいたときに連絡がつかないとか、経験がある人はう頷いておられますが、お客さんとの出会いもたいがい縁なんですよ。縁がある人はたまたまそのときが空いていて来られたりして。と縁がないとわかったら、、この人は治らないとその時点でわかりました。
 こっちが一生懸命やってもたぶん縁が切れるというのもわかって、実際2回目でもう来られなかったです。足からやっていきたかったんだけど、ここ(腰)と言っておられるから、たぶん整形外科で注射してもらってとりあえず痛みが取れたらいいというタイプ人ですね。こういうこともあるので、これは経験されてる人はわかるだろうし、経験してない人はわからないだろうけど、だんだんわかってきます。この人は縁があるとかないとか、自分でやって効くとか効かないとかがわかってきます。
【症例12】腰痛、肩凝り(産褥後鬱病)、30代女性
      転 帰: 経過不良(×)
1歳くらいの小さい子どもを抱えたお母さんです。この人は産褥後鬱病とありますが、産褥後鬱病は最近すごく増えています。マタニティブルーとありますよね。生まれてからの子育てに対する不安とかであるんですね。でもそれを治してと言われて来られたわけではないですよ。症状は腰痛で来られました。当然赤ちゃんを抱きますからお母さんというのはたいてい腰痛になるんです。そんな人は普通良くなるんだけども、この人は子育てが嫌、子どもが嫌とため息をついている。それで治らない。
 ストレスを感じるとノルアドレナリンなどがでますので、それらは交感神経からも刺激されていますから、当然血管も広がってヒスタミンなどの発痛物質がでるから痛みが増すんですよ。だから不満やストレスがある人が痛みが減らないのはこのためです。この人は心理的なアプローチをしていかないと絶対治らないなあというのがわかってたんだけど、それまでに来なくなった。腰痛がらくにならないから。たぶん子育てが落ち着いてきたりしたら楽になると思います。それと旦那さんが忙しくて夜遅い、日曜日もでかける。という事で1人で抱え込んでしまっている。  
 ただ単に言っておられる症状だけをみるんじゃなくて、その人の大変な生活ぶりをカウンセリング的に聞いてあげる。特に出産経験のある女性だったらこのへんは汲んであげることができるかもしれないから、女性セラピストの方がいいかもしれませんね。「旦那さんが面倒みてくれない、それは大変やね」とか言うと「そう、そう」と言ったらそれだけでらくになる。その方が手技そのものよりも大切です。
【症例13】強度肩凝り、不眠、パニック障害、20代・30代女性
      対処法: 手技(整体・顎関節調整)、顎関節調整運動指導
      転 帰: 経過良好(◎)
20代・30代の2人ですけども、どちらとも完治しています。これは顎関節の調整をしないと全然よくなりませんから、いつも言っているように噛み合わせの悪さというのは、軽く噛みますとドーパミンがでるんです。それ以上噛みますとストレスのホルモンになるんです。それを和らげるためのセロトニンやエンドルフィンなどの物質がでるんですけども、噛み合わせが悪いと噛みしめることができないので和らげることができない。歯がぎしぎし当ったりすると、今の子は顎が細いでしょ。ストレスの軽減ができないんですね。ふんばれないということです。
 最近よく問題になっているぽかんと口を開けてるとか、噛みしめることができないのでストレスがたまる、キレるというのもそうですね。キレる子はたいがい顎が細いです。それでやっぱりやわらかいものを食べている。子どもの頃から辛抱することができないというのが増えています。ですから噛み合わせをきっちり合わせることで防ぐことができる。自分でできる体操を教えます。 
 30代の女性の場合は奥歯がなかったんです。親知らずが片一方だけなくてずれる。これはこちらでは治せないので、歯科で治してもらおうように言いました。それで治りました。それまで心療内科等に行っておられたし、また僕が普通の手技とかアロマとかをしても効かなくて、これはおかしいなと思って噛み合わせかなと思ってみるとやっぱり噛み合わせが悪くて、それをやってみるように言ったらそれで治った。そんなこともあります。歯医者さんのおかげですよね。でもそれをみつけて言ってあげるのも僕らの役目です。何もかも自分で引き受けるのではなくて、しかるべき所にふってあげるというのも必要ですよ。
【症例14】幼少期の両親に対する恐怖心や怒りからくる各種全身症状
      肩凝り腰痛をはじめ生殖器・泌尿器に影響が出やすい
生殖器・泌尿器に影響が出やすい。こういうのはどこにでも影響がでますけど、特に女性の不妊であるとか男性のインポテンツであるとかというのも、親から引き継いだものが多いですね。特に父親に対するトラウマをもっている女の子、母親に対するトラウマをもっている男の子。要するに異性に対する嫌悪感とかストレスというのは、これらは性ですから生殖器の方に影響がでやすいんです。行動として出る場合もありますし、実際に器質的に生殖器そのものに影響がでる場合もありますし、不妊やインポテンツになるとか、男性が嫌いになるとか女性が嫌いになるとかもあります。
 行動的な面や性格的な面にでるか、肉体面にでるかは人によって違います。ですから今まで言ったように全体をこのようにみるときに、骨格も当然みますけども形だけでなくてその人の奥にあるものを知る為によく話を聞くということが大切です。そして必要であれば手技をやめてでもお話をよく聞いてあげる方がはるかによくなることもあります。何も来られたからといって必ず手技をしないといけないということではないと思います。そういうことを見抜けるようになるには、経験をしないとわかりにくかもしれません。

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