平成14年1月19日 冬季研究会
『頸肩腕症候群』
若木久暉上級講師 |
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◆頸肩腕症候群とは何か
首、肩、腕に起こる諸症状を総称して頸肩腕症候群と呼ばれる事があります。たとえば腕の痛み、手の痺れ、肩こり、腱鞘炎等も頸肩腕症候群に入れられます。 |
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◆頸肩腕症候群の主要発生源
原因はたくさんありますが、直接的には頸椎七番のズレによるものや、胸郭出口症候群が女性やなで肩の人に多い手や腕の痛みや痺れを発生させる主要発生源となっている場合もあります。いずれの場合も単に手や腕をほぐすだけでは症状が改善しないのが特徴です。 |
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◆頸椎七番が頸肩腕症候群の原因になる場合の整体と注意点
僧帽筋を緩めるだけで頸肩腕症候群が改善しない場合は、前縦靭帯か後縦靭帯の短縮による頸椎7番のズレが考えられる、この場合は前縦靭帯と後縦靭帯をゆるめてその後頸椎を正しい位置に調整する整体が必要になります。
首は脊髄神経が通ることと脳が近いために下肢、上肢に比較し整体が危険に直結する可能性が格段に高くなります。
整体を施す前に医師による検査で症状を客観的に掴んでおく必要性があります。私たちの守備範囲で治療できると考えた場合のみ整体を行うことが必要で、自分の守備範囲外だと判断した場合は整体施療自体を断ることも必要となります。 |
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◆胸郭出口症候群が頸肩腕症候群の原因となる場合の診断と施す整体
腕の上げにより鎖骨下にある神経叢や筋肉が圧迫されて起こる手先の痛み痺れが軽減し、腕を下ろせば増幅する場合や、タスキがけをして腕を回旋させて痛みが変化する場合は胸郭出口症候群の疑いがあります。
治療法としては整体による痺れ痛みの軽減化、タスキがけ、コルセット装着などがありますが根本的には生活習慣を改善し鎖骨周辺筋肉群を強化することや、なで肩を防止するための姿勢の矯正が必要になります。 |
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◆頸肩腕症候群と頭部,下肢,骨盤の関係
大腿骨頭と大腿骨頸は人体の矢状軸に対して130°の角度で股関節と接合していますその為下肢の外旋があればその足は長くなり、逆に内旋があれば短くなります多少のひずみは、感覚器を通じ脳は足の長短を認識し、自動調整します。
脳は人体のバランスをとるため足の長短に応じて傾いた骨盤より上部の体幹部を骨盤の傾きと逆方向にゆがめます。ただしその人の日常の身体の使い方(仕事等)により、その逆の場合もあります。
頭部の位置が水平になる必要上体幹部のゆがみは数箇所になることもあり、ゆがみが固定化した場合頸肩腕症候群発生の原因となる事もあります。
又、視界・視力が左右不均等な場合、左右どちらかの視界が広い方向に、又視力に左右差がある場合や斜視の場合はどちらかの見やすい側に体幹がねじれ、頸肩腕症候群の発症原因になることがあります。
痛みや,痺れの発生した患部の整体をするだけでなく、体のゆがみを知り、足の外反母趾の有無、偏平足の有無等の異常をみつけて整体を行う。骨盤調整や背面調整の整体でゆがみをとることで頸肩腕症候群の治療効果を高めることが出来ます。 |
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◆発症原因を説明することの重要性
頸肩腕症候群のお客様が私たちの整体を受ける場合医院で説明できない原因による場合もあり、私たちが適切な説明をすることでお客様の納得と安心さらには信頼感を得ることにより心理面からの治療効果が向上します。
整体技術とともに必要な知識を相手によく伝える能力を身につけることが非常に大切になります。 |
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◆漢方薬の利用
葛根湯などの漢方薬は血液循環を促進し頸肩腕症候群の発症を軽減化することを期待できます。但し私たちには資格が無いため漢方薬の調合は出来ません。漢方薬局で漢方を利用する人の証を取りその人に合った調合をしてもらう必要があります。 |
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◆施療例
パソコンを使った仕事をしている人が、医師、鍼灸、マッサージの治療を受けたがますます首の痛みがひどくなったと訴えたので胸椎、脊椎などの背面を整体し症状改善の後腰部整体で結果として大幅に症状が改善した。 |
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