■ アトピーと腸内細菌 ■
(1) 何を食べても大丈夫な人はなぜ?(アトピーの原因は小腸の腸内細菌)
@ 私達が摂取した食品は全て吸収されるわけではありません。吸収されない栄養素は、腸内細菌のエサになります。私達の腸内には約100種類100兆個もの腸内細菌が棲みついています。細菌1個わずか1ミクロンですが、一列に並べると10万キロメートル、なんと地球を2周り半もする腸内細菌がおなかにいるのです。
A 腸内細菌は発酵型の善玉菌(乳酸菌など)と腐敗型の悪玉菌(ウエルシュ菌など)に大別されます。便秘をしないから腸は大丈夫と思いがちです。便秘はもちろん良くありませんが、毎日便通があっても腸内細菌のバランスが良いとは限りません。腸の健康状態の目安は、便の色と臭いと硬さです。乳酸菌が多いと便は酸性になり黄色くなります。ウエルシュ菌が多いとアルカリ性になり、黒く臭くなります。
B 乳酸菌は小腸(約5.5m)と大腸(約1.5m)では生息するタイプが違います。特に小腸の乳酸桿菌は消化吸収、解毒、免疫強化など大切な働きをしています。
C 乳酸桿菌が減少すると腐敗菌が増殖し、毒素によって腸の粘膜に小さなキズを作ります。そこから高分子の異物が体内に入りそれが抗原(アレルゲン)となります。何を食べても大丈夫な人と、アトピーの人との違いは腸の粘膜にあるのです。腸の粘膜を修復(乳酸桿菌の増加)してやれば、抗原が体内に侵入することがなくなり、アレルギーもおきません。
(2) アトピーの原因(乳酸桿菌減少)
@ 妊娠中の食生活と腸内細菌 … 生後2ヶ月頃乳児湿疹のひどい乳児の血液検査をすると、成人病と同様の肝機能などの異常がよく見られます。
A 出産時の状態 … 異常分娩、陣痛促進剤など
B 誤った離乳食(生後5ヶ月から12ヶ月頃)
C バランスの悪い食生活と食品添加物、農薬
D 抗生物質などの医薬品の使い過ぎ … 少し熱がある、はなが出るなど多少の症状で薬に頼らないこと。原因の多くははBCDです。
(3) 正しい離乳食
@ ミルクアレルギーには、豆乳(三育フーズ)がお勧めです。
A 便秘の乳児には甘みの無いオリゴを、ミルクやお茶に溶かして飲ませて下さい。
B 乳児の腸はミルクを発酵させる乳酸菌が生息し、栄養素の吸収がとてもよいのです。
C 離乳期に穀物を発酵させる乳酸菌に入れ替わります。(安定するのは2〜3才)
D 離乳食が早いと腸の粘膜にキズがつき、高分子の異物を吸収してアレルギーが起きます。
E 離乳食は歯の成長に合わせて進めていきます。前歯が生え始めたら、消化の良い野菜を柔らかく炊いた物とおかゆなどを、必ずすり潰して少しづつ食べさせる。
F 犬歯が生え始めたら煮魚をすり潰して、少しずつ食べさせる。
G 臼歯が生え始めたら、おかゆの量を増やし、断乳をしていきます。
H 歯が生えるのが遅くても、焦らず実行して下さい。
I ミルクだけでは、おなかを空かして夜泣きするようでしたらおもゆを始めて下さい。
J 歯が生え揃うまでは、必ずすり潰す事と、油物や焼き肉は食べさせない様に。味噌汁に色々混ぜて炊くと便利です。納豆などの発酵食品を勤めて食べさせる事。
味付けは酢や醤油、ぽんず、味噌など薄味で。おかずの量よりも、ご飯と発酵食品をしっかり食べさせる方が、丈夫に育ちます。
K 離乳食が終わっても、油物や焼き肉は控える方が懸命です。
L おやつは主食に準ずるもの(いも、おにぎり、パンなど)甘い物は控えめに。
(4) アトピーを改善する為に
@ 主食のご飯と発酵食品(酢の物や納豆、漬物、梅干、味噌汁、もろ味など)特に酢っぱい食品の摂取量が不足しない様に(ご飯は乳酸桿菌を増やすエサになります。発酵食品は有機酸や酵素を含んでいて、全て整腸作用があります)
A 有害添加物の入った物は食べない。(野菜もなるべく低農薬の物を使う)
B 炒め物、揚げ物、焼き肉など油を高温で加熱調理した食品を食べない(加熱した油は腸を汚します。手作りドレッシングは良いです)
C イワシやサバなどの青みの魚の煮付けを食べる事(うす味で土生姜を入れてみりんやオリゴ糖などで甘みをつける。蜂蜜を少し混ぜると、風味がでます。煮汁は捨てずにご飯にかけたり、野菜を炊くだしに使います。煮汁を食べると皮膚の美容に、とても効果的です)
D 医薬品を極力使わない事。体調の優れない時に炒め物、揚げ物、焼き肉などを食べると高い熱が出る事があります。便が出ていない時に特に高い熱が出ます。発熱は殆どが腸の熱です。発熱39℃ 3日間までは心配は要りません。熱の高い時は、随時少しずつ水分を摂取する事。オリゴ糖をお茶などに混ぜて、飲むと排便を促します。排便をしたとたん熱も下がります。どうしても便のでない時は、浣腸をして下さい。
E 春から夏にかけて治りやすい時期です。腸の状態が整い、代謝が良くなると汗がどんどん出るようになり、蓄積された老廃物を排出し、奇麗になっていきます。
F 成人までアトピーを持ち越している人は殆どが、低血圧で汗が出ません。汗の出る体質になると大人でもどんどん奇麗になります。(約3〜6ヶ月)低血圧の方は腸の状態を整え吸収の良いミネラルを摂取する事が大切です。発汗に伴って色素が沈着した黒ずんだ皮膚も奇麗になっていきます。
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