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癌遺伝子検査と癌発症リスク

東京医科歯科大学名誉教授「藤田紘一郎」先生から新刊のプレゼントを頂きました。
「長命革命」大変興味深く私が共感する事が多く書かれている本です。
私が過去の放送の中でお話したことも沢山書かれています。
内容が大変素晴らしく先生らしい「自然体」が基本です。今日はその内容をご紹介させて頂きます。
科学が発達して、生命の秘密が解き明かされても、私たち人間が忘れてはならない事があります。
自分の体の主は自分であり、病気を防ぎ、治す力は自分の中にしっかりと備えられています。
病院では治らない病気も多いです。
ハリウッドの有名女優、アンジェリーナ・ジョリーさんの話題です。
彼女の母親が乳がんで亡くなった為に遺伝子検査を受けたところ、乳がんの発症リスクが87%だった。その為に両方の乳腺を切除する手術を受けました。
手術後の彼女の乳がんの発症リスクは5%に減少したと言うことです。ということは0%ではありません。
皆さんはこのニュース、どう思われたでしょうか?
2010年にアメリカで発表された論文です。
100歳以上の1700人の長寿者と若年群、全ての人の遺伝子解析を行ったところ、病気のリスク遺伝子に関しては、差が無かったと言うことです。
癌を発症する遺伝子リスクが高くても、100歳まで癌にならない人が多数いるという事です。
つまり癌などの病気や寿命を決めているのは「病気のリスク遺伝子ではない」と言うことが証明されました。    
日本で癌を発症する人は、年間約100万人です。
全ての癌で推計したら、遺伝性の癌は約5%ということです。
という事は95%の癌患者は遺伝以外の要因です。
自己免疫力の低下という事になりますが、これは食生活、化学物質、腸内フローラなど様々な要因があります。
藤田紘一郎先生曰く病気になる原因については「体の中で病気になる遺伝子のスイッチが入る事」
では、病気を治すためにはどうしたら良いでしょうか?
病気を発症した原因を一つずつ取り除くことではないでしょうか?
食事や化学物質、そして腸内フローラが大きく関わっていることは間違いありません。
食事や睡眠などの生活習慣を見直して、治癒力のスイッチが入れば病気が消えていく事もあります。
動物は腸から進化した(腸内フローラは人と共棲)
単純な構造の動物はミミズ 目も鼻も脳も呼吸器もありません。 
持っている器官は腸だけです。
ミミズの生きる術は、口から肛門までの消化管と腸内細菌だけです。
神経細胞や免疫細胞も全て腸の中にあり、食べ物などの判断も腸で行っています。
腸の中で栄養を吸収し、様々なホルモンや体内酵素も生産しています。
その名残が人間にもあります。
幸せホルモンのセロトニン、ドーパミン、オキシトシンは元々腸内細菌の伝達物質でした。
脳内ホルモンのセロトニンは小腸で造っています。
セロトニンの90%は腸に存在し、脳には僅か2%です。
セロトニンが脳の為にあるのなら、脳に沢山存在するはずです。
腸は単なる管ではなく、「第2の脳」と呼ばれるほど複雑な組織です。
表面が絨毯の毛のような「腸絨毛」5000万本に覆われています。
表面積は皮膚の200倍(テニスコート1.5面分)で外界に接しています。
腸には、全身の毛細血管の55%、リンパ球の60%、脳以外の神経が50%集まっています。
腸は最大の免疫組織、最大の末梢血管組織、最大の神経組織です。
腸内フローラを元気にしてくれる食養生(和食)と乳酸桿菌、乳酸球菌、酵母菌を使用した日本古来の発酵食品がおススメです。
食養生と、お勧めは乳酸菌生産物質と植物ミネラル食品